クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第1番 ハイティンク(83)

2017.01.25 (Wed)
ハイティンク全集
ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(83、philips)は巨大なのに温和な春。
ハイティンク(1929~)の充実期の自信充満。
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姑息な手段は一切用いない。
しかし、巨匠となったののだからもう少し勝負してほしい点はあった。

第1楽章から余裕綽々の「春の始まり」。
心地よいソファに座って安心できる音に浸る。幸福感に満ち溢れる。
トライアングルのチリンチリンが実にチャーミング。
情感の起伏は激しくないが、よく聞くと低減のアクセントなど工夫している。

第2楽章「夕べ」はもの悲しさは強調されずまさに中庸を心得たもの。

第3楽章「楽しい遊び」はもしこの表題が継続されていたとすれば
その言葉のスケール感を大きく超えた巨大さ。

終楽章「春たけなわ」はという割にはウキウキ感はほどほど。
ホルンの割れんばかりの絶叫やぐいぐいアップテンポは薬にもしたくない。
「平穏な春の喜び」といったところ。

録音はコンセルトヘボウ本拠地。マストーンで大きな響き。
案外個別の音も拾っておりよく聞こえる。
個人的にはティンパニにしまりがほしかった。金管・提言は重厚明確。
11:36  6:24  5:44  8:45   計 32:29
演奏   A    録音  92点

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