クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブラームス セレナード第1番 ボッツタイン(93)

2017.01.10 (Tue)
ボッツタインセレ1
ボッツタイン/アメリカ交響楽団(93、VANGUARD)は素朴系。
この盤は最初にチェルシー室内Oとの九重奏版があり、後半にこの管弦楽版が
置かれた企画盤。どうしても希少な前者に目が行くが、この演奏自体は悪くない。

アメリカ交響楽団は1962年ストコフスキーが若い音楽家に演奏のチャンスを与える
ということで設立されたオケ。メンバーは都度変わっていたらしいが、現在は常設のようだ。
ASO.jpg
ニューヨークを本拠にするがNYP、メトロポリタン歌劇場管弦楽団と当オケが3大オケ
というところか。個人的にはストコフスキーのアイブスの交響曲第4番で初めて接した。
しかして実力はどうなのだろう。
1993年のこの録音で聴く限り大都市の響きというより質朴素朴。
勿論録音の仕方等もあるがホルンなど聴いていても鄙びている。
しかしここはマーラーではなく、若書きのブラームスのセレナーデ。
案外いい塩梅だ。

また編成も大きくないようで、それもかえっていい。
ただ、九重奏との対比をするというこの企画からするとこちらも
室内楽ッぽいのでサウンド的に極端な差はない。

ボッツタインの指揮ぶりはケレン味なく好ましい。
この人は音楽学者でもあるので、客観的(ある意味淡泊)な視点が強いのかも。
new-LeonBotsteinASO.jpg
なお、九重奏版ではなかった第1楽章の呈示部反復はこちらでは行われている。

録音はBMGスタジオBでのセッション。
この会場の詳細情報はないが大きな響きではなくこじんまりした感じ。
響き成分も少ないので余計室内楽的印象。

12:46  7:45  13:06  3:45  2:43  5:54   計 45:59
演奏   小A   録音 89点

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