クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番 キョンファ(75)

2016.12.28 (Wed)
キョンファ
キョンファ(Vn)/プレヴィン/ロンドン交響楽団(75、DECCA)はやはり素敵だ!
独奏は勿論、バックも万全。
この曲のリリシズムを理解しながらロマンティックな演奏を繰り広げる。
もっと濃厚な表情かと思っていたがそんなことはない。
当時27歳の彼女はまだ繊細だ。聴き直して再確認した。
そしてプレヴィンの棒も品がいい。
この曲の代表的名盤といっていいと思う。
previn chung

第1楽章の初々しく丁寧な運び。孤独感、寂寥感とほのかな希望。
終結のテンポを落としたクリームが蕩けるような儚さは素晴らしい。

第2楽章も極めてデリケート。
スケルツオだからといって不用意に荒々しくしない。
これはプレヴィンのセンスかもしれない。

終楽章も独奏とオケの掛け合いのバランスが良い。
そしてここでも儚い終結の表情が絶妙。

録音はキングスウェイ・ホールでのセッション。
ヴァイオリンを主軸の据えた音作り。かといってオン過ぎない。
音場は適切。

9:48  3:51  7:51   計 21:30
演奏   S   録音 88点

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