クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番 フリードマン(64)

2016.12.27 (Tue)
フリードマンラインスドルフ rainnsudorufu.jpg
フリードマン(Vn)/ラインスドルフ/ボストン交響楽団(64、SONY)は良識派。
ヴァイオリニストの個性なのか指揮者のそれなのか分からないが、極めて落ち着いた演奏。

フリードマン(Erick Friedman, 1939~2004年)はジュリアード卒のアメリカのヴァイオリニストで
晩年はイェール大学音楽科で教鞭をとのこと。この人の他の演奏を聴いた記憶がない。
曲想に応じて弾き分けるが極端な表現を持ちこむことは回避され、
ひたすらヴァイオリンを丁寧に歌わせる。バリバリ見せつける感はない。
テンポは遅めで情動感は少ないが、なんか好ましい。
音色はさらりとした感触ではなく、肉厚でヴィヴラートはしっかりあり、ポルタメントも見られる。
そうした意味では懐かしい時代を感じさせないではない。
フリードマン

一方、ラインスドルフ(1912~93)はプロコフィエフをかなり取り上げている。
しかし、この作曲家のモダニズムを強調するのでなく客観的な姿勢が見て取れる。
ここでもボストン響の恰幅の良さと相まってしっかりサポートしている。

録音はボストン・シンフォニーホールでのセッション。
フォルテシモで飽和感があるがそれを感じるのは一部。
このホールの良さを感じさせる。

9:29  4:09  8:00   計 21:38
演奏   A   録音  86点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック