クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番 シャハム(95) 

2016.12.19 (Mon)
シャハム
シャハム(Vn)/プレヴィン/ロンドン交響楽団(95、DG)は甘美&メロウ。
ギル・シャハム(Gil Shaham、1971年2月19日 - )は、イスラエル人のヴァイオリン奏者。
あくまで作曲者の意図に忠実ながら、高いテクニックと非常に流麗な演奏が魅力、
とWikiにあるがその通りだと思う。妙な癖がなく新鮮さを残す。

そしてこの演奏の立役者はプレヴィン。
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しつこくならない範囲で表情豊か。絶妙なセンス。
このコンビで93年に録音された「バーバー/コルンゴルド」の協奏曲は
非常な名盤だと思うがあの路線が継承されている。

第1楽章もヴァイオリン独奏の厳しい表情はさほどなくむしろオケに
耳が行ってしまう。耽美の夢の世界に誘う。

第2楽章ヴィヴァチッシモも軽く決して濁らない。
オイストラフなどががりがり弾いていた部分も美音。
緩急を巧みにつけ聴かせる。

終楽章もヴァイオリンもロマンティックに歌いそれをオケが優しくサポート。
シャハムは自我をあまり出さず丁寧。それがいい。
ここでも夢見心地。

録音はロンドン・ヘンリーウッドホールでのセッション。
henry-wood-hall_201612192125536e1.jpg
広い空間を用いて美しい音を作る。EMIが自社のスタジオを飛び出し
ここでこのような録音を残していてくれたらと思う。
低域から高域まで量感も適度の素晴らしい音。

9:24  3:52  8:16   計 21:32
演奏   A+   録音  95点

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