クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

コダーイ ガランタ舞曲 ケルテス(64)

2016.12.08 (Thu)
ケルテスコダーイ
ケルテス/ロンドン交響楽団(64、DEECCA)は全編に張りつめる気負い、一途感。

ケルテス(1929~73)もドラティ同様、ブダペストのフランツ・リスト音楽院で
コダーイ(1882~1967)先生に師事した。
この録音はこの作曲家がまだ存命中に行われており、ケルテスも力が入ったはず。
istvan-kertesz.jpgコダーイ

ロンドン響はもとより機能性は抜群で民族的色合いは無いが
ケルテスの棒の揺れに反応すべく一生懸命追っかけているのが分かる。
彼がロンドン響のの主席になるのが1965年だからその前の客演時代だが
このオケからの信頼は厚かったと言う。

冒頭のチェロから直線的な塊りの音。ホルンも強い。木管も万全。
気合がはいっている。
ジプシーっぽさを強調するような表情付けはないが、熱にうなされるような音楽が続く。
ハンガリーの指揮者はこの曲では冷静さを保てないようだ。
後半のアレグロのスピード感は比類がない。トランペット、ホルンは勇壮。
ここぞというときにクレッシェンドが猛烈だ。

録音はキングスウェイ・ホールでのセッション。
響きは抑え気味で直接音が多い。それがこの演奏の真摯な姿勢を伝える。
音の余裕はそこそこ。

15:40
演奏  A+   録音  87点

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