クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

コダーイ ガランタ舞曲 N・ヤルヴィ(90)

2016.12.07 (Wed)
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ヤルヴィ/シカゴ交響楽団(90、CHANDOS)は壮大なロマン。
スタイリッシュな指向を持つパパ・ヤルヴィ。
さっぱり速めのテンポで進むことが多いが、
ここではライブということもあるのか演奏が進むにつれてパッションが溢れる。
基本的には流麗なのだが、徐々にじっくりテンポを落とし溜めを作り歌う。
ヤルヴィにしてはずいぶん熱い。
旧ソヴィエトのタリン(現エストニア)にはボヘミアンに共通するムードが
あるのかもしれない。そういえば、息子パーヴォもこの曲を取り上げてる。
ネーメとパーヴォ

そしてシカゴ響だ。
おおよそこの曲には似つかわしくないような近代兵器と感じるが
巧いことこの上ない。どんな速いパッセージも楽々こなすし、ソロも抜群。
名指揮者ドラティのもとフィルハーモニア・フンガリカは技術が磨かれた
というがやはり到底このスーパー軍団にかなわない。
勿論音楽は技術ではない。
しかしこの表現能力の高さがもたらす感興には逆らえない。
私はこの演奏によってこの曲の素晴らしさに開眼した。

録音はシカゴ・オーケストラホールでのライブ。
symphony-center.jpg
客席ノイズは略ない。2月の4日間の演奏からチョイスされている。
スケールの大きな音でこの曲の想定範囲を超えているかもしれないが
非常に綺麗で夢幻的ですらある。ヌケよくDレンジは途方もなく広い。

16:32
演奏   S    録音  93点

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