クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

コダーイ ガランタ舞曲 ロジンスキー(55)

2016.11.25 (Fri)
コダーイロジンスキー
ロジンスキー/ロイヤルフィル(55、Westminster)は冷たく硬い情熱。
アルトゥール・ロジンスキ ー(1892~1958年)はポーランド人の両親を持つ
オーストリアの指揮者。1925年以降米国のメジャーオケを振って活躍した。
その裏で、今では考えられない暴君ぶりを発揮し血を流した楽団員は数知れず。
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そんな指揮者が慎み深く学究的なコダーイ(1882~1967年)
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と仲が良かったというのは謎。性格が違いすぎたからかもしれない。

直情径行ロジンスキーによるコダーイの胸キュン曲。
張りつめたような出だし。弦には圧をかけ思いの強さを表出。
クラリネットはロマンティックな歌い回し。
この指揮者なりの情熱の迸り方。

第一の舞曲はこの曲の中で繰り返し出てくるが実に熱い。
この冷徹漢の中に宿るものを感じる。
それぞれの舞曲の歌い方は確かに紋切り調がベースなのだが
もの凄い共感のため能面にならない。

終結にかけての速さはスピード狂の面目躍如。
それに食らいつくロイヤルフィルはプロだ。
クールなのに思いを感じる演奏はかっこいい。

録音はウォルサムストウ・アセンブリー・ホールでのセッション。
モノラルながらフォーカスがあった音。
この指揮者の指向は十分受け取れる。
デッドなのでオケの音がごまかしなく伝わるしスピード感が出ている。

15:56
演奏   硬A    録音 80点  

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