クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ファリャ 三角帽子 デュトワ(81)

2016.11.24 (Thu)
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デュトワ/モントリオール交響楽団(81、DECCA)は憎いほど巧い。
踏み外すことはなく少し優等生面。オケのキレはよく、明るく軽く弾む。
一方、ブーレーズがやったような濃厚な表情付けはなく、スペインぽくもない。
程よく歌い品がいい。

アンセルメ盤は確かにこの曲に基づいてバレエが演じられるのだと感じるが、
デュトワ盤は結構切り詰められ間のようなものがない。たぶんこれでは踊れない。
純粋管弦楽曲として一気に聞かせる。

この演奏では大迫力部分よりも、時折見せるこの曲の可愛らしいメロディに
気を付けたい。実に繊細に扱われる。

それにしてもこの曲はやはり組曲ではなくこうした全曲で愉しみたい。
オーレの掛け声や、情緒ある歌声、「運命」のパロディなど・・・。
この演奏に不足はなし。録音もよし。
良い子には是非聞かせたい良演。
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録音はモントリオールのエスターシュ教会でのデジタル・セッション。
このコンビの名盤が数々送り出されている。
鮮烈でスリムに感じるが、大太鼓など風圧を感じさせるぬけの良さ。
流石である。キラキラした音響が味わえる。

1:30  5:24  3:33  4:01  3:14  7:31  6:11 6:15  計 37:39
演奏   A    録音  94点

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