クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ファリャ 三角帽子 バーンスタイン(64,61)

2016.11.16 (Wed)
バーンスタイン三角帽子
バーンスタイン/ニューヨークフィル(64、61、SONY)は前のめり騒然。
組曲版だが第1組曲が1964年、第2組曲が1961年に録音されている。

バレエ音楽「三角帽子」の構成は、
<第1組曲>
1.序奏
2.昼下がり(午後)
3.粉屋の女房の踊り(ファンダンゴ)
4.代官(行政官)の踊り と 粉屋の女房
5.ぶどう

<第2組曲>
1.近所の人々の踊り(セギディーリャ)
2.粉屋の踊り(ファルッカ)
3.終幕の踊り(ホタ)

もともとは有名な第2組曲だけ録音して終わり、という予定だったのか。
ただ、通して聴いても前後の違和感はない。両方同じ調子。
勢いがあり、粗く、荒い。
せかすような指揮にオケがついていけていない。
どこを聴いてもあっていない気がする。これほどまでのも珍しい。
alfred-eisenstaedt-maestro-leonarbernstein-conducting.jpg
大きな音場を持つマンハッタンセンターでの演奏のためよく響く。
音の多い場面はワンワンしてお祭り状態。

そもそもこの曲の演奏にそれほどの緻密さは重要でない。
むしろ雑然とした方が面白いかもしれない。
ただ、ここでの音はカントリーサイドのものでなく、
喧噪の街 The Big Apple。

そして流石のバーンスタインも直線的に行き過ぎた感がある。
単調になっているのは、オケの責任ではない。
なぜなら74年にはブーレーズが同じオケで
驚異的な演奏を成し遂げているから。

録音は先述の通りマンハッタンセンターでのセッション。
この場所の録音は奥行きやスケール感があって好きだ。
ここではややハイ上がりの豪快な音。

組曲
2:13  3:34  4:03  2:54  2:36  6:28  計21:48
演奏   慌    録音  87点

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