クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューベルト ピアノ・ソナタ第21番D.960 ポリーニ(87)

2016.11.11 (Fri)
192021ポリーニ
ポリーニ(87、DG)は快速快適。
シューベルトの「晩年」というより31歳の凛々しい「青年」を感じる。
ロマンティックな要素を表面から削ぎ落し基本はポリーニのピアノの美学を聴く。
ポリーニ(1942~)ミラノ生まれの技巧派といわれた彼の転換期の時期の演奏。

第1楽章は呈示部の反復をしたうえで19分を切る。
アファナシエフのような意味深な間はとらない。
粒立ちは明晰でよくコントロールされている。強音でも濁らない。

第2楽章もテキパキ。

第3楽章・終楽章は一層明快。キレのいい音が快速で流れる。
弱っている人にはこの完全な音楽は強すぎるかもしれない。

録音はミュンヘンのヘラクレスザールでのセッション。
München, Herkules-Saal
響きは抑え込まれ、オンで音をしっかりとらえる。
それでも角が立つような音ではないのはこのホールのおかげ。

18:52  9:54  3:49  7:28   計  40:03
演奏  A    録音 90点

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