クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューベルト ピアノ・ソナタ第21番D.960 レオンスカヤ(97)

2016.11.08 (Tue)
レオンスカヤシューベルト
レオンスカヤ(97、TELDEC)は例えると近所のおばちゃんとの会話。
平易で神経質ではなく、ただ時にややがさつ。
引きづりこまれれてすごく感動することもないが、緊張して疲れることもない。
もちろんテクニックは抜群。ただもう一つ何らかの感興を求めてしまう。
心に深く入ってくるとか、癒されて穏やかになるとか。
そうした意味ではこの演奏はどちらにも属さない。
瑕疵はないのだが特長も薄いという感じ。

レオンスカヤ(1945~)はジョージア共和国の首都トビリシ生まれ。
なお、ジョージアとは最近までグルジアと呼ばれていた南コーカサスの国。
map_georgia.jpg
トビリシ
1991年まではソ連内の一国だった。そのため彼女は1964から71年まで
モスクワ音楽院で学んだ。1978年以降はウィーンに定住し、リヒテルとの
二重奏などを盛んに行った。そういえばこのピアニストの音楽はリヒテルに
似たようなところもある。リヒテルのD960とテンポがそっくり。

録音はベルリンのテルデック・スタジオでのセッション。
くっきり近く力強い。スタジオ的で色付けはなく安定的な音。
不満はないが繊細さが出るとさらによし。

23:58  10:05  4:08  8:18   計 46:29
演奏   A-    録音  90点

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