クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューベルト ピアノ・ソナタ第21番D.960 リヒテル(72)

2016.11.07 (Mon)
リヒテル1921
リヒテル(72、alto)は劇的な分断。
前半は全体が揺らぎに包まれ、後半は疾走。テンポの落差が大きい。

リヒテル(1915~97)はこの曲を実演で度々取り上げている。
本演奏はザルツブルグの実演(前後?)に録音されたこの演奏は
古くから名盤とされている。
ただ、残念がら当方保有盤の音は最新の美しいものに比べると不利な状況。

第1楽章はアファナシエフの特殊な演奏を除くと一番遅い。
深く沈降していくような音をベースに時に凛々しい。
決して老化した音楽でなく意識的に深みにはまる。

第2楽章も同じような傾向。

第3楽章からは一転技巧が走る。

終楽章はベートーヴェンのような立派さ。

録音はザルツブルグ・シュロス・アニフ宮殿でのセッション。
アニフ
当方所有音源はOlympia原盤でアーデン・タイラーによるリマスター盤(alto)。
日本ではビクターから出ていた。
リヒテルは録音に恵まれていたとは言えないがこれはまあまあ。
ヒスはないが少しヴェールを被り奥まった音。
ひどい音の割れはないが、高域の響きに癖がある。
残念がらこの音に慣れない。

24:33   10:05  3:54  7:52   計 46:24
演奏 分    録音   83点

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