クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第6番 バレンボイム(99)

2016.10.14 (Fri)
バレンボイム6
バレンボイム/ベルリン・シュターツカペレ(99、TELDEC)は壮麗な情感。
最初から最後まで思いが詰まっている。フルオケでたっぷり鳴らす。
音を重ねて濃厚にやっているかと思いきや案外見通しは良い。
細部は透けている。対抗配置で弦の掛け合いはよく聞こえる。
しかし、表情は全編ぽってり。

第1楽章フレーズごとに情感を盛り上げ場合によっては溜めて見せたり。
このオケの木質の響きがゆったりしたテンポの中で清らかに響く。
古楽器オケと違い音は短く切られずしっかり伸ばされる。
それが何か余韻を惜しむよう。

第2楽章は前楽章を引き継ぐ。たおやかな時が流れる。

第3楽章も余裕。リズムは軽くなくトロリとした運び。
少しこのテヌート感に抵抗はある。

第4楽章「嵐」は見せつけてくれる。堂々。
結構細かい表情がついていて遠のく雷鳴など面白い。

終楽章は鳴りがいい。あわてず騒がず。
と思いきや終結にかけて感情の昂ぶりを示すようにテンポを微妙に動かす。
フルヴェンが少し顔を覗かす?

録音はベルリンのドイツ放送第1スタジオでのセッション。
GDRベルリン放送局ホール
ここは広い空間が確保されていると見え響きはすっと伸びている。
コンサートホールや教会とも違うがすっきりしたきれいな音。
響きが多いからか少しハイ上がりで弦が硬質になるの感じはある。
弦の前のマイクはオンでその他楽器もオフではなく明瞭。

13:11  12:05  5:30  4:03  9:49   計 44:38
演奏   A     録音 93点

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