クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第6番 マッケラス(94)

2016.10.12 (Wed)
マッケラスRLP
マッケラス/ロイヤル・リヴァプールフィル(94、EMI)は颯爽。
終始躍動感に溢れる。

ベーレンライター版新全集の校訂者ジョナサン・デル・マーの解説がついており
演奏もそれに準拠している、とのこと。
しかし、実際一時騒がれたこのスコア問題はどれほど重要なのか?
それよりも演奏者のスタンスの方が遥かにインパクトが大きいと思う。

ピリオド楽器でなくモダン楽器の演奏。
両翼配置でヴィブラート・テヌート少なめで爽快なテンポ。
モダンオケの新全集版ということで話題になった98年のジンマンのような
小細工はないが、自然なリタルダンドを見せたり速いテンポの中での歌も。

歴史的演奏を聴きなれた耳にはあっさりしすぎ、
激しいピリオド演奏を聞き慣れれば温和な演奏に聴こえ
という立ち位置で、あまり話題にならなかったと思うが素敵な演奏。
嵐のパルスは激しいが、全般に心地よくマッケラスのセンスの感じられる。

録音はマンチェスターのBBC New Broadcasting House
第7スタジオでのセッション。
Studio 7, New Broadcasting House, Manchester
大きさを感じさないホール。
もう一歩音の伸びがあればこの演奏に貢献できたのに。
量感はこの演奏でそれほど求めないが鮮明度が上がればよかった。

11:18  11:13  4:47  3:19  8:47   計 39:24
演奏   A    録音 90点

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