クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第6番 ヨッフム(77)

2016.10.04 (Tue)
Beethoven_Symphony_No_6ヨッフムLSO
ヨッフム/ロンドン交響楽団(77、EMI)は良くも悪くも緩く地味。
ヨッフム(1902~87)の3度目のベートーヴェン交響曲全集から。

75歳のヨッフムはおっとりした風合い。
ブルックナーのような個性的な表現は持ち込まずひたすら穏やか。
オケの音色に特色があるわけでなく、録音も普通。
とにかく最初から最後までのんびり。
無作為なのでこちらも全く構える必要はない。
好々爺の昔話を聴いている雰囲気。
ヨッフム

第1楽章は非常にゆったりしたテンポで長閑。
これ以上遅くすると弛緩というぎりぎり。
リピートはないが同じような風景が連なる。

第2楽章も同様。午睡に引き込まれる。
各楽器が浮き上がることなく一つの川の流れを成す。
木管は朴訥な吹き回し。

第3楽章のリズムは丸くそれほど弾まず鈍重感。
メリハリはなくホルンの合いの手も緊迫しない。

第4楽章の嵐も切り裂くことはない。音響は太く滑らか。

終楽章も無理やり高揚させることない。まろやかな終結。

録音はキングスウェイ・ホールでのセッション。
音は極めてオーソドックス。鮮度や分離には期待できない。
地味目な音。

10:59  12:36  6:04  4:02  9:33   計 43:14
演奏   緩A-     録音  88点

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