クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第6番 シェルヘン(65)

2016.09.28 (Wed)
シェルヘン全集
シェルヘン/ルガノ、スイス・イタリア語放送管弦楽団(65、MEMORIIES)はまあまあ面白い。
“まあまあ”というのは思ったほど爆でなかったため。

ヘルマン・シェルヘン(1891~1966)はベルリンで生まれフローレンスで没した個性派。
晩年のこの演奏もすごい熱気にあふれている。
しかし突然の強奏、恣意的なアゴーギグの意味が分からずうろたえることもある・・・。

思うに「爆演」は狙ってできるものでなく、真面目に一生懸命突き詰めていったら
変な場所に出た、というようなもの。心理的な効果が必要だと思う。
小手先がくるくる回り奇妙さだけでは爆演とはならない。

もちろんこの演奏、指揮者が狙っているだけではなく思いをぶつけているのだろう。
うなりも相当飛び出す。
とはいえ美観、美感を完全に損ねてしまっているのでこちらは没入できない。
独りよがりに置いてきぼりにされた気分。

ただ「嵐」のビート感は素晴らしい。

録音はルガノ放送局ホールに聴衆を入れての放送用ライブ。
デットでがさついた音。小細工はないが鮮度もない。
当時の放送用なので帯域も狭い。もちろんステレオなのだが。
ヘッドフォンでの聴取はあらが目立つのでやめたほうがよい。

8:27  10:55  2:46  3:21  8:27   計 33:56
演奏   崩    録音  80点

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