クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第6番 カラヤン(82)

2016.09.27 (Tue)
karajan561982.jpg
カラヤン/ベルリンフィル(82、DG)は無慈悲躍動系。
音楽に共感しているのか表情が読み取れない。

第1楽章のテンポは速くリピートなく、早く終わってしまうことに未練がない。
ベルリンの音色はざくっとした感触を持ちながら、テクノクラートの仕事を見るよう。
音の強弱もデジタル的。

第2楽章もカラヤンの旧盤に比較しても相当速い。
一般的な穏やかな風景とはまるで違う世界が現出。
なれれば独自の推進力を感じることができる。色彩感は薄い。

第3楽章も音がデジタル的に積まれる。うきうき感はない。

そして第4楽章「嵐」も猛烈なスピードで無表情なパワーが襲う。

終楽章もすたこら。ここまでの展開で感謝や祈りといったところで白々しい。
ここでも妙な感情は抜きに紋切りで攻める。
とにかく首尾一貫した独特の肌合いを持った「田園」。

パッと見は整然として美しい風景なのだが実はデジタルアートだった。
デジタル田園

録音はベルリンでのセッション。
フィルハーモニーにしては音は引き締まっている。デットではないが残響は多くない。
表現手法がそうだからかもしれないが人工的な四角の中に音を入れたような感触。
この第4度目の全集みなそうだ。

9:04  10:19  3:08  3:23  8:25   計  34:19
演奏   非A    録音 90点

コメント

No title
このジャケットは非常に懐かしい。。
カラヤン最新のデジタル録音による全集という触れ込みで、当時レコードでしたが、何枚か買いました。

演奏はどれも高速で突っ走るものばかりで、ジャケットほど印象に残るものではなかったかと。

中学生の頃です(笑)。

ジャケット
カラヤンのデジタルのベト全は眩しかったですね。再発ではこのジャケットが使われていないようですが・・・。
この演奏は過去3回と違う印象でした。

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