クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

アッテルベリ 交響曲第6番 広上淳一(92)

2016.09.11 (Sun)
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広上淳一/ノールショッピング交響楽団(92、BIS)は優しい。
私はこの曲との出会いはこの盤だったが、あまりにも抑揚がなく退屈に聴こえた。
そのため、なぜこの曲が大きなコンクールで優勝したのか分からなかった。
この録音は広上(1958~)が1991~95にスウェーデンのこのオケの首席指揮者
だった時のもの。若き日の記録だ。
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ただ、お国物の交響曲の録音ということで、オケに多くを委ねたような感じがする。

ノールショッピングはスウェーデン第10番目の都市で人口は10万人足らず。
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ストックホルムの南西に位置する。オケの規模もこじんまりした感じだが、
この交響曲では粗が出るということはない。

第1楽章はゆったりと流れる大河のようだ。
厳しい音や烈しいアクセントは表面に出さず、密やかな民族的な歌謡だ。

第2楽章もこれまた、たゆたう音楽。

終楽章も弾むような感じが薄い。活気がいまいち。
全般的に北欧の曇天を感じさせる。

録音はリンコーピングコンサートホールでのセッション。
分厚いウォームトーンで弦が主体。金管などは奥まっていて
鮮明さには欠ける。
この演奏のなんとなく覇気のない感じは録音によるところもあろう。

なお、ジャケットの写真はこの交響曲のコンクール優勝賞金が
100万ドルということでドル札を背景にアッテルベリ親子が車と
共に写っているもの。楽曲楽想とあまり関係ない。

10:00  13:18  9:52   計 33:10
演奏   A-    録音  90点

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