クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

アッテルベリ 交響曲第6番 ラシライネン(99)

2016.09.06 (Tue)
atterberg36.jpg
ラシライネン/北ドイツ放送ハノーファーフィル(99、CPO)は率直で明快。
アリ・ラシライネン(1959~)はフィンランドはタンペレ生まれの指揮者。
シベリウス音楽院で名指導者パヌラに師事した。
(サロネン、ヴァンスカ、オラモ、サラステ、Mフランクもパヌラ門下生)
当初はヴァイオリニストとして活躍したが指揮者として頭角。
アッテルベリの交響曲全集を初めて完成させた指揮者となった。
ストレートな解釈は先導役としての役割を果たしている。
ari_rasilainen.jpg

この演奏も彼らしく悲壮感や緊張感を適度に持ち込み速めのテンポで
ダサかっこいい当交響曲を仕上げている。
この後N・ヤルヴィが流石の演奏を繰り広げるまで第一に指を折るべき演奏。

第1楽章の推進力と歯切れの良さはいかにもこの指揮者。

第2楽章も直截で平明。濃厚さをほどほどに抑えるのがこの指揮者のセンス。
ほの暗いロマンだ。

第3楽章(終楽章)もしっかりした勢いの中にユーモラスは表情を織り込み
お祭り的にぎにぎしさ。終結で少しテンポを上げびしっと決める。

録音はハノーヴァー、センデザールでのセッション。
hannover sendesaal2
空間を適度にとらえるが直接音をかっちりとらえる。少し硬めの印象。
CPOはあまり低域のボリュームが多くない印象だがここでも同様。
反面、低域の動きは明確。

9:08  12:58  9:00    計 31:06
演奏   A+   録音  91点

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