クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ストラヴィンスキー 春の祭典 ラトル(87)

2016.08.29 (Mon)
ラトルバーミンガム
ラトル/バーミンガム市交響楽団(87、EMI)は不調?
打楽器奏者だったラトル(1955~)ならもっとできる。

バーミンガム時代のラトルは良かったという話は聴くが正直録音にも
恵まれていないこともあり突出した演奏に巡り合っていない気がする。
30代の比較でいえば小澤の方がずっと面白かった。
simonrattle.jpg

第1部は丁寧に始まり「春の兆し」もまろやかなアクセントで拍子抜け。
ベルリンフィルとの再録音盤がやはり威力がある。
その後の運びも緊張感に欠け、コンサートピースというよりバレエ音楽的。

第2部の序奏部分をよく聴くと楽器のバランスに注意を払い密やかな
歌を奏でてるのは分かるが録音が拾いきれていない。
11連打は活気がなくリズムが冴えない。
終盤に向けてもエンジンはかからず遅いテンポで安定的。
際立つ特色がないのでこの盤が話題にならないのはやむなし。

若いと思っていたラトルもう還暦過ぎ。
老いずに、2017年からロンドン交響楽団とやりたい放題やってほしい。
ラトル

録音はウォーウィック大学アーツセンターでのセッション。
アビーロードのような窮屈感のない自然なホール感。
ただ細部の鮮明さなどはEMI的なので残念ながら
録音のアドヴァンテージはない。
やや距離のあるマイクで放送用録音的に響きも
程よくブレンドされた上品といえば上品な仕上がり。
楽器数が多くなればなるほど平板な音作りに聞こえる。
Dレンジは狭く感じる。

15:50  18:57   計 34:47
演奏   B+    録音  89点

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