クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ストラヴィンスキー 春の祭典 ガッティ(2011)

2016.08.23 (Tue)
ガッティ春の祭典
ガッティ/フランス国立管弦楽団(2011、SONY)は乾いた野卑。
湿度は少なくやや熱い。

第一部は内側から燃えている感じではない。
しかし、第二部の11連打から目が覚める。音が洗練されていない。
埃っぽさも含めある意味フランスオケっぽい。
このぱさっとした音で力任せで叩くとき土着的迫力が生じている。
全体的解釈は極めて普通で数々の名盤のある中今出てくる特色に薄い。
ただ、トゥッティでの野蛮なパンチ音はなかなかだ。
テンポを動かし高揚させたりはなく無頼派型。

ガッティ(1961~)はイタリア新世代系としてRPOの首席指揮者の時に目の前に
現れた。なかなかキレのある演奏をすると思っていたがその後劇場での経験を
重ねているうちに、やや実務型になっていったような気がする。
フランス国立管(2008~16)の音楽監督を終えてロイヤル・コンセルトヘボウ管で
一皮むけてほしいと思う。
danielegatti.jpg

録音はパリ・ラジオ・フランスでのセッション。
響きは多くなく乾燥系。しかし、つまり感はそれほどない。
低域は平板なのは惜しいが、品がなくたたきつける野蛮な音は迫力がある。

15:39  18:18   計 33:57
演奏  A    録音 91点

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