クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

バルトーク 管弦楽のための協奏曲 カラヤン(53)

2016.08.15 (Mon)
karajan1953.jpg
カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(53、Columbia)はいきいきカラヤン。
当時出来立てほやほやのこの曲を大いなる共感を持って指揮している。
カラヤンのバルトーク録音は1949年の「弦打チェレスタのための音楽」に始まるが、
この曲もウィーン響と何回かやってからロンドンにひっさげてきた。

この録音時のカラヤンは飛ぶ鳥を落とす勢い。
フィルハーモニア管のほかウィーン交響楽団、ミラノ・スカラ座そして
2年後にはフルトヴェングラー亡きあとのベルリン・フィルを手中にする。

そんな勢いを反映してかこの演奏も実に颯爽としている。
表情もライナーなどより濃淡が付きフレーズごとの呼吸感がある。
楽器が重なって増えていく時の迫力(両端楽章)は凄味がある。
後年のねっとり感はない。
そしてフィルハーモニア管が実にうまい。
終楽章のスピードはスリル満点。
最新録音だったら推薦盤。
(↓1955年のカラヤン)
02-1955-herbert-von-karajan_.jpg
録音はロンドン・キングスウェイホールでのセッション。
モノラルながら安定した音。
但し全体にやや遠く2年後のライナーのステレオ録音が
出てしまうと急速に分が悪くなったのは分かる。

9:46  6:24  7:58  4:24  9:13   計 37:45
演奏   颯    録音  74点

コメント

No title
初めまして。このレコードがどういったものか知りたくてたどり着きました。参考になりました。ありがとうございましたo┐ペコリ
No title
ゴロネコ様
ご丁寧にありがとうございます。
カラヤン3種の録音の中で演奏では一番良いとは思います。
ただ、あっちこちから音が出るこの曲はモノラルでは不利ですが。

管理者のみに表示

トラックバック