クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

バルトーク 管弦楽のための協奏曲 マゼール(79)

2016.08.07 (Sun)
マゼールオココン
マゼール/ベルリンフィル(79、DG)は気合だあッ!
アメリカのオケと違うベルリン特有の低重心攻撃。

アナログ最終期の録音で発売時点でデジタルに突入していたのであまり話題に
ならなかった盤かもしれないが、演奏・録音ともにカラヤンの演奏を超えている。
録音時、マゼールはクリーヴランドの音楽監督でカラヤン帝国のBPOに乗り込んで
録音したものだが、カラヤンの後継者は俺だ!的気迫が感じられる。
Maazel-conducting.jpg

第1楽章はベルリンの低弦を活かしドスの効いたスタート。
主部に入ると非常にエネルギッシュでベルリンの威信をかけた音を出してくる。
豪快なパワー。
そして音が静まった時は何事もなかった無かったように平然としている。
うーん 憎らしい。

第2楽章も細部に色々マゼールが仕掛けてくる。面白い。

第3楽章も対比が激しく、絶叫時の弦は凄味。

第4楽章はマゼール節はプチ炸裂。
わざとらしいチャーミングな表情など皮肉たっぷり。

終楽章はベルリンの弦の威力を感じる。疾風怒濤。
終結にいくに従い息を飲むような瞬間も。やはりこのオケは凄い。

録音はベルリンイエスキリスト教会でのセッション。
カラヤンが66年にこの曲を同じ場所で録音した時は残響のモヤモヤで
台無しにしていたがこちらはその心配はない。
オンマイクで各楽器をしっかり録り左右に展開し掛け合いの妙味を
味あわせてくれる。アナログ完成期なので古さは感じない。

9:58  6:32  7:45  4:16  9:23   計 37:54
演奏   A+    録音  91点

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