クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

バルトーク 管弦楽のための協奏曲 A・フィッシャー(89)

2016.07.28 (Thu)
オケコンフィッシャー
A・フィッシャー/ハンガリー国立交響楽団(89、Nimbus)は幻覚のよう。
アダム・フィッシャー(1949~)はハンガリーの指揮者で弟はイヴァン・フィッシャー(1951~)だ。
アダム(←アダム イヴァン→)m_Ivan.jpg

厳しく突き詰めるタイプの指揮者ではない印象だがここでもそうだ。
テンポの遅さは47分のチェリビダッケにかなわないが42分。
豊かな響きの中で浮遊感のある不思議な音響が続く。

緊張感はなく撫で肩で睡魔に誘い込むような物質を放つ。
特に第3楽章「エレジー」は不思議な夢の世界。夜泣き鳥も聞えてくる。
第4楽章は眠気を破る場面もありなかなかユーモラス。
おふざけ後の聴こえないほどの弱音が効果的。

本場の指揮者とオケだが、そういう言葉で片付けられない。
全般に素朴感があり、合奏・技術ともにローカル感がある。

録音はオーストラリアのアイゼンシュタット宮のハイドンザール。
Haydnsaal.jpg
ここは実に美しいホール。舞台はどちらかというと狭く室内楽向き。
ここではオケを土間に置いての収録ではないか。
彼の有名なハイドン交響曲全集もここでの収録だった。
しかし、観客が入っていない場合は少し響きすぎ明晰さを失う場面がある。
この曲でも同傾向。

11:27  7:00  8:45  4:35   10:15   計 42:02
演奏   睡A-     録音  90点

コメント

コチシュ盤
コチシュ指揮ハンガリー国立フィル 2002年録音 フンガロトン盤
はかなり良かったです。

「血沸き肉躍る」感じの演奏です。

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