クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

コープランド アパラチアの春 ホグウッド(2005)

2016.07.02 (Sat)
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ホグウッド/バーゼル室内管弦楽団(2005、ARTENOVA)は凛とした佇まい。
癒しの音楽というより澄みきってカチッとした音。古楽奏法+真面目。

ホグウッド(1941~2014)は言わずと知れた古楽の旗手だったが
晩年領域を広げた。
というより20世紀の新古典主義音楽にピリオド奏法を取り入れ独自性を見せた。
この曲もそうだ。
1944年の13楽器の完全版を用い、ノンヴィブラート奏法を使い他にない音色。
ある意味癖のある音なので好き嫌いはあろうが、新たな挑戦を続ける姿勢は素晴らしい。
ただし、欲を言えばこのアメリカ音楽ではもう少し遊びやゆとりを入れても良かった。
純水のようなキラキラした部分はホグウッドらしいのだが。
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バーゼル室内Oは1984年設立の常任指揮者を置かないオケ。
ホグウッドとは関係が深かったようだし、有力指揮者を迎えて演奏することが多い点で、
オルフェウスとは違ういき方。。技術的には高度。
ここでは当初のスコア通り13人で演奏している。

録音はスイス・ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)内のコンサートホール
でのセッション。ここは今のルッツェルン音楽祭のメイン会場。
1998年にアバド/BPOが杮落し公演を行った。湖畔に佇むこの現代建築は美しい。
Kultur- und Kongresszentrum2
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音は直接音を主体にそれほど拡がりをもたないが、
よく聴くと空間の広さは感じる。編成は小さく、低域は少ないが、
極めてまっとうな音。ピアノがパーカッションの代りだがいい感じ。

35:21
演奏   凛A 録音 92点

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