クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

コープランド アパラチアの春 エリス(94)

2016.06.23 (Thu)
RPOコープランド(←CD SACD→)rposacd.jpg
エリス/ロイヤル・フィル(94、RPO)は演奏録音を考えるとCP良し。
無名の指揮者(失礼!)フィリップ・エリスは
イギリスでバレエ音楽を中心に活躍する中堅。
いかにも手堅くまとめる感じであまり派手なアクションなく丹念に紡ぐ。
エリス
暴れん坊ロイヤルフィルも「この曲では」本性を出すような場面がなく美しい。
1945年管弦楽組曲版を使用してスケール大きな再現。

90年代半ばに集中的に録音されたロイヤル・フィル・コレクションのシリーズは
有名な指揮者は少ないが、演奏自体は掘り出し物が多く、
オケが時に暴走したりして面白く、その上録音も極上で好きだ。
このコープランド集もこの曲以外ではオケのダイナミックな音響が楽しめる。
(なお、このCDの第一曲目のFanfare For The Common Manは
いきなりパーカッションの大打撃音で度肝抜かれので要注意!)

録音はThe Cine-Tele Sound (CTS) Studios,Londonでのセッション。
C.T.S.Studios,London
もともとは名前の通り映画音楽の収録などで使われるが、
フルサイズのオーケストラの収録も水準が高いので
RPOシリーズもよく利用されている。
アビーロード・スタジオなどより広い空間で伸びがいい。
むき出しではなく、ややヴェールにかかったような音だが、
この曲ではソフトな感じが演出される。低域の量感がたっぷり。
立体感もあり。Dレンジは極めて広い。
なお、SACD盤も出ている。

25:46
演奏   A   録音  94点

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