クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューベルト 交響曲第2番 マーク(69)

2016.06.11 (Sat)
マーク全集
マーク/フィルハーモニア・フンガリカ(69、VOX)は
身心脱落(しんじんだつらく)。
体も心も全ての束縛・しがらみから解き放たれる。
これは中国の宋の如浄禅師のもとで、
道元が修行した際に得た実感を言い表した言葉。
この演奏はそんなマークの心境を表しているのではないか。

最初聴いた時は何じゃこりゃ?
覇気がなく高みを目指そうとする気力を持っていない。
テンポは緩めでリピートはしない。
ティンパニは弱く時折木管の高域が鳴く。
音楽は重いことはなくむしろ軽くスルスル。

「ただわが身も心もはなちわすれて、仏のいへに なげいれて、
仏のかたより行はれて、これにしたがいゆくとき、
ちからもいれず、こころもついやさずして、生死をはなれ仏となる」。
マーク風景
ちょっと煩悩凡人には理解を超えた世界に行ってしまっているような気がする。

録音場所は不明。Turnabout (Vox)らしく潤いのないもっさりした音。
チープ感のある音。VOXのジャケットもボール紙で作られていた。
ジャケット内の紙の臭いも懐かしい。
Dレンジも狭く地味な音だが、音楽が音楽だけに納得してしまう。

11:16  5:49  3:31  6:05   計 26:41
演奏   脱    録音 85点

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