クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第4番 チェリビダッケ(53)

2016.06.08 (Wed)
celibidacheメン4
チェリビダッケ/ベルリンフィル(53、EMI)は今一つ満たされない。
チェリビダッケ(1912-1996)はどの程度メンデルスゾーンを気に入っていたのか。
「イタリア」は何度か実演で指揮している。
この明るそうで屈折した曲に共感していたのか。
他の交響曲はどうだったのか。
「スコットランド」も恐いもの見たさで覚悟決めて聴いてみたかった。

第1楽章はベルリンフィルの音もあるのだろうがリズムの腰が重い。
丁寧に演奏しているのは分かるが今一つ。

第2楽章はチェリビダッケらしさが出て7分。冒頭より悲哀のムードを漂わせる。
うつむき加減の行進。

第3楽章は結構美しく歌うがどこか重い。

終楽章は指揮者が足をふみならしてリズムをとっている。
ドンドンドンドン。ベルリンの弦の威力を感じる。
しかし、こうして聴いてみるとチェリならばなにかもっと感じさせて
くれたのではないか消化不良感あり。

録音はイエス・キリスト教会でのライブとのこと。
イエスキリスト教会
フルトヴェングラーなどもここでコンサートをやっているから
確かにライブなのであろう。
客席ノイズは感じられないが整然とした拍手はあり。
リマスターで少し低域量感を持たせたように感じる。
人が入っていることもあり、響きは抑えられたウォームトーン。

8:21  7:09  7:38  5:42   計 28:50
演奏   A-   録音  75点

コメント

No title
この曲が録音された1953年はまだフルトヴェングラーが
生きていた時代ですから、ベルリンフィルの音が重いのは仕方ないですね。
チェリビダッケの個性が発揮されるのはもっと後なので、
演奏に覇気がないのもある意味仕方ない気もします。
下記はチェリビダッケの映像ですが、とても若いですね。
https://youtu.be/G3346Dq9fXM
映画
これは映画「フルトヴェングラーと巨匠たち」の映像ですね。
1982年にリバイバル上映で観ました。
No title
チェリの映像情報ありがとうございます。
若いですね。
このころから独特のオーラがあります。
私がチェリに初めて接したのは70年代のFM放送だったと思います。
「幻の指揮者」でしたね。

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