クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾ-ン 交響曲第4番 クリヴィヌ(2006)

2016.06.05 (Sun)
クリヴィヌメン45
クリヴィヌ/ラ・シャンブル・フィル(2006、naïve)は軽々飄々。
ピリオド楽団を率いてさっぱりした透ける音楽。力みはなく突き進む。
もはやピリオドだから、どうしなければというようなことはない。
わざととげとげしかったり、必要以上にぶっきら棒にしない。

ラ・シャンブル・フィルはクリヴィヌが組成したオケ。
メンバー表では1stVn9、2ndVn8、Vo5、Vc5、Cb3が弦+基本2管の構成。
La_Chambre_Philharmonique_20160605222744138.jpg

第1楽章弾ける冒頭。弦の人数が少ないので管が浮かぶ。
低弦を力奏させず明るく軽い。中間部は対向配置が効果的。

第2楽章は木管が古楽的雅を感じさせる部分だが、
そうしたことを強調せずさっぱり。

第3楽章も速めに駆け抜ける。

終楽章は居合を感じスタート。楽器が色々な方向からやってくる。
気迫は感じるが出てくる音に風圧はなくやはり軽い。
一昔前の大軍団で攻めてくる演奏は最早違和感を感じるように
なってしまったのでこの演奏は馴染む。
しかしピリオドオケで言うとマッケラス盤がやはり忘れられない。
あそこには軽さの中に切実なドラマがあった。

録音はパリ・バスティーユオペラ・リベルマン・ザルでのセッション。
salle-de-repetition-liebermann-opera-bastille-2.jpg

オペラ座に付属したスタジオで響きは多くない。
明快な演奏方針をうまく捉えた音だが少し渇いている。
現代オケのような量感は全くない。

10:06  5:26  6:30  5:50   計 27:52
演奏   飄A+     録音 92点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック