クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベルワルド 交響曲第3番 ビョルリン(76)

2016.05.19 (Thu)
ベルワルド ビョルリン
ビョルリン/ロイヤルフィル(76、EMI)は祖国愛。
スウェーデンの指揮者のウルフ・ビョルリン(1933~93)は作曲家でもあったが
60歳で白血病で亡くなっている。
ビョルリン
余談ながら6人の子宝に恵まれ5番目の子は米国で活躍する女優↓
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この一連の録音が初のベルワルド交響曲全集だったのではないだろうか?
それだけでも価値があるが、
演奏も今聴いても母国の先輩作曲家を慈しんでいるのがわかる優れたもの。
同じオケを振ったボルトン盤に比べるとこちらはずっとひんやり。

第1楽章の主題の弦の歌わせ方も丁寧で抑揚がある。
一方活気づくところではRPOのブラス陣がバリッと入る。
ほんのり粗さもあるがこれも北欧っぽいともとれる。

第2楽章のアダージョは非常にロマンティック。
丹念に音を置いていく。チェリビダッケ同様の遅さだ。
軽いスケルッツオを終えるとまたもやスーーッと冷気が流れ込む。

終楽章は遅さはなく活気ある進行が心地よい。

録音はアビーロード第1スタジオでのセッション。
アビーロード1
LPでの印象はもっとまるい音だったが、CDではクリーンだ。
響きがやや硬く平板になるのはこのスタジオの特徴だが、
このくらいの編成の曲ではあまり目立たない。
ただ、同じロイヤルフィルでもボルトン盤(C.T.S.スタジオ)とはまるで違う音。
これはマイクセッティングやミキシングの影響が大きいと思う。
なお、モニター聴取ではハイが強く感じられたので少し落とし、
低域に量感を持たせたら奥行きも出て改善した。

11:13   10:21   8:22   計 29:56
演奏   A   録音 87点

コメント

No title
余談に興味あります(^^;;
とても美人ですね(笑)
アビーロードと言えばビートルズで有名ですが、
オーケストラ用スタジオ録音では音響の悪さは有名です。
No title
ヨシさま
ビートルズがアビーロードのどのスタジオを使っていたのか知りませんが
第1スタジオはクラシック的には音響が厳しいですね。

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