クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第6番 ノイマン(72)

2016.05.08 (Sun)
ノイマン全集旧2012リマスター
ノイマン/チェコフィル(72、SUPRAPHON)は豊かさと溌剌感。
冒頭のワクワク感からすぐの頂点の高揚感が象徴的。
キチキチッとしたメリハリは新盤よりこちらの方が強い。
第1楽章や第3楽章フリアントなどで特にそれを感じる。
とは言え、ノイマンの音楽は本来それほど激したものではなく
他の演奏と比べて物凄く刺激的ということはない。

演奏全体は誠に自然で堂に入っている。
微妙な溜めや間などオケと指揮者の息が合っているのが分かる。
ノイマンコンサート
ただ、確かに名盤なのだろうがより溌剌さを目指すなら
今ではダウスゴーや端正なセレブリエールがある。

この演奏はまさに正統自然派だが、
それならばより条件の良い82年盤の方がよい。

録音はプラハ、芸術家の家でのセッション。
RudolfinumV5.jpg
2012年のリマスター盤で聴いているが非常に新鮮な音である。
全奏がフォルティッシモで鳴る時高域が僅かに硬調になるのは致し方ないだろう。
スピーカーで聴いた場合は目立たないがモニター・ヘッドフォンで聴くと分かるレベル。
ルドルフィヌムは歴史的な名ホールであるが、聴衆の居ないセッション録音では
響きが多すぎる。この曲でも夢見るような場面ではその響きが極めて有効だが、
トゥッティでは音が重なり合ってしまうのが惜しい。
石造りのない日本のホールではなかなかない音響だ。

13:45  10:03  8:26  10:45   計 42:59
演奏   A    録音  89点

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