クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第6番 ミョンフン(99)

2016.04.26 (Tue)
ミョンフン68
ミョンフン/ウィーンフィル(99、DG)は最速演奏。
第1楽章のリピートもしないので演奏時間は40分を切る。
但し、残念なことに響きが多すぎて音を拾いきれていない。
このテンポでやるならば残響の処理をしてあげないともったいない。

ミョンフン(1953~)の40代半ばの演奏。
非常に丁寧な音作りなのだが、流動性が強いのが特色。
なお、このコンビは1995年に交響曲第3,7番、99年に交響曲6,8番を
録音しているが途切れてしまっている。なぜだろう。
ミョンフン

第1楽章が最も顕著に速い。
ムジークフェラインの美しい響きを纏っているのだが、テンポは速く
他の演奏の呼吸感に慣れているとあれよあれよ。

第2楽章はアダージョで美しい。

第3楽章フリアントは速い速い。
残響が多いのでワンワンしているうえに、アンサンブルも危うい。
音が揃いにくい環境なのではではないか。ティンパニも締まりがない。

終楽章へはアタッカで入る。ここでのテンポは普通に戻る。
ここでは巨大な音響を轟かせ勢いよく終わるが
全体の統一感が掴めなかった。

録音はムジークフェライン・大ホールでのセッション。
例によって聴衆の居ないこのホールは響き過ぎて
低域の細部がぼやけてしまうのは仕方ないのだろう。
一方弦や木管は綺麗な音になる。
全体は非常にスケールの大きな音、あるいは拡散してしまった音。
この響きが生きる曲や演奏もあろうが、
これではミョンフンの演奏の狙いが届かない。

11:53  10:11  7:20  10:30   計 39:54
演奏   A-    録音  89点

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