クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第6番 アンチェル(66)

2016.04.20 (Wed)
dvorakアンチェル6
アンチェル/チェコフィル(66、Supraphon)は剛の中の懐かしさ。
アンチェル(1908~73) は1950~68年にチェコフィルの首席指揮者
(前任はクーベリック、後任はノイマン)だったが、その任期の終盤に録音されたのが
この音源。厳しいまでの音づくりをすることもあったがここでは一辺倒ではない。

第1楽章は伸びやかな中に輝かしさがある。
金管がハリのある音を出していることも要因だ。古い時代の東欧の金管の音だ。

第2楽章も木管が美しく響く。まろやかなホルンも良い。

第3楽章フリアントは弦の圧が強く各楽器アクセントが明快。
弾力性あるリズムがアンチェルらしい。
ティンパニがもう少し明瞭だったらより引き締まった。
中間部の木管がまたもやいい音。

終楽章は快活。ちょっとしたフレーズの節回しがやはり独自の
民族性を漂わせる。もちろんそんなことをウリにしていないのだが。
フィナーレは迫力を増しティンパニも能弁になり金管も張りきり素晴らしい。
最後の見栄も最高。アンチェルの自信漲る。
アンチェル

録音はプラハ・ルドルフィヌムのドヴォルザークホールでのセッション。
ややハイ上がりながら生々しい音。また、伸びも良くホールの特長が活かされた。
響きの多いこの会場でフォーカスが甘くなりがちな録音が多いが
これはシャープ。リマスタリングでその鮮明さを優先したので
若干の鋭さやヒスは残るがアンチェルのイメージには合致。

13:03  10:57  8:00  10:04   計 42:04
演奏  A+   録音  88点

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