クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第6番 ケルテス(65)

2016.04.19 (Tue)
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ケルテス/ロンドン交響楽団(65、DECCA)は青春の香り。きりりと清潔感。
ケルテス(1929~73)の代表的録音ドヴォルザーク交響曲全集からの一枚。
30代半ばの指揮。枯れたものでなく音が立っておりキラキラしている。
この素直で活力に富んだ全集が果たしてきた役割は大きい。
本場系の演奏は沢山あるが、このように純音楽的に引き締まった演奏は
今でも価値がある。
Kertesz Istvan

第1楽章はリピートを実施し16分。音楽は推進力、メリハリがあり意欲的。
金管などもしっかり鳴らし立体的な彫りが感じられる。
何かの期待に胸膨らむ音楽であり演奏だ。

第2楽章もムードに流れず折り目正しく。

第3楽章も活力と抒情を両立。

終楽章はロンドン響らしく金管がしっかり鳴り音楽に気概がある。
低弦もゴリッと鳴る。若さにかかわらず音楽に癖がないのはまさにケルテス。
終結まで初々しい感興がある。

録音はキングスウェイ・ホールでのセッション。
キングスウェイホール1970
時々見られるDECCAの強調感はなく明快ながら自然な音はこの曲に合致。
そもそも大きな会場ではなく響きは近接的で明晰度は高い。
勿論最新録音のような鮮度はないがバランスは良い。

16:00  11:32  7:53  10:20   計 45:45
演奏   A+    録音 88点

コメント

No title
ケルテスは1929〜1973だったと思います。
ケルテスのドヴォルザークと言えばウィーンフィルとの新世界よりが有名ですね。
ケルテスはロンドン交響楽団とも相性が良かったです。
No title
失礼しました。確かにケルテスの没年は1973年ですね。
ありがとうございます。修正します。
有能な指揮者が海で亡くなるというのは
ショッキングなことでした。
No title
こちらこそ、いきなり失礼しました。
別に間違い探しをしたわけではないので…。
そうですね。若くして亡くなられた指揮者の中には有能な方が多いですね。
ケルテス、カンテルリ、フリッチャイ、アルヘンタ等。
No title
ヨン様
ケルテスの「新世界」はウィーンフィルとのものが強烈な印象でその刷り込みがありますが、今聴くとロンドン響とのものの方がケルテスらしさが一層出ているように感じます。どちらも名盤だと思います。

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