クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第6番 オールソップ(2008)

2016.04.12 (Tue)
オールソップ6
オールソップ/ボルティモア交響楽団(2008、NAXOS)は交響的響きが素晴らしい。
私はこのコンビの良さをドヴォルザークシリーズで認識した。
オールソップ(1956~)の指揮はそれ以前から米国もので聴いていたので
それはそれで自国ものだから良いのだろうという感じだったが、
普遍曲や他国物?で真っ向勝負できるのだと思った。
民族色や小細工を使うことなく正面から純音楽的に攻め立派な音に感心する。
ある面スタイリッシュで、パリッとした糊の効いた白いワイシャツという印象。
alsop4.jpg

第1楽章は16分かかるが
これは冒頭4分の提示部がそっくりリピートされているため。
ダレた指揮ならリピートはいらないがここでは苦にならない。
音楽自体の流れは速めで全く淀みない。
響きは充実しておりこの指揮者のバランス感覚の良さを感じる。
終結の輝かしい追い込みも素晴らしい。

第2楽章も丁寧に歌う。オケ全体の鳴らし方がうまい。

第3楽章フリアントの激しい部分と中間部がスムーズに移行する。
音楽に癖はなく知性的。

終楽章も立派だ。
ボルティモアのオケの能力の高さを感じるし、
指揮者もそれを活かしている。

録音はジョセフ・メヤーホフシンフォニー・ホールでのライブ。
Joseph Meyerhoff Symphony Hall
但し聴衆ノイズは一切感じられない。全体のトーンを重視した自然な音。
低域から高域までのバランスも良い。
響きは多めだがかすむほどではなく鮮度の感じられる音。

16:12  11:20  8:02  10:01   計 45:35
演奏  A+    録音 93点

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