クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第7番 チェリビダッケ(82)

2016.04.05 (Tue)
ドヴォルザーク7チェリ
チェリビダッケ/ミュンヘンフィル(82、000classic)は悲惨な音を除けば天国的。
残念ながら非正規盤でなぜ手元にあるのかわからない(汗)。

音楽は46分かかり、当然保有盤最長(2位はジュリーニの43分)。
チェリビダッケ(1912~96)の70歳の時の演奏。
もとより、ドヴォルザークの本来的な姿ではないだろうことは覚悟の上だったが、
演奏自体はチェリの世界に入りさえすれば悪くない。
ダイナミックの幅は抑え込まれアクセントは緩く流れて行く。
特に13:30かかる第2楽章のアダージョは牧草の上で昼寝をしているような気分。
第3楽章もメリハリは少ない。たおやかな舞曲。
終楽章ももたもた重い。弦が主体で必死に歌いまくる。
終結はじりじり力を溜めて極端な音伸ばしで感動的(と思う)。

なお、チェリビダッケのこの曲には別の非正規盤があるが
ドヴォルザークチェリビ
ドホナーニ盤のようなスピード(10:45 9:33 7:23 9:05 計 36:46)。
こちらは未聴だが、チェリを味わうならやはり異様なこの盤ではないか。

とにかくまともな音で聴きたかった。

録音は1982年10月のライブと記載。
エアチェック音源のようで悲惨ながりっというノイズが時に入るし、ヒスは盛大。
演奏様式から見ればチェリ後期なのだが、音は1940年代だ。
ステレオ表記だがモノラルにしか聴こえない。
1980年代によくこんなレベルの状態の録音ができたし、発売する方もするほうだ。
手に入れる方がもっと悪い・・・。

12:31  13:30  8:57  11:02   計 46:00
演奏   参    録音  70点

コメント

No title
>手に入れる方がもっと悪い・・・。

ということで手に入れてしまいました。「演奏自体はチェリの世界に入りさえすれば悪くない。」の記載その通りですね。チェリの掛け声も入っていて「やっぱり」の演奏。結構楽しめました。
ただ、音は、下手なエアチェック並みで我慢ならないけど、慣れてしまうのが人間の耳の不思議なところ。
No title
あれれ、見つけられましたか(笑)
チェリビダッケ指揮、というのを見ると
怖いもの見たさで手を出しそうになる自分が怖いです(^^ゞ
最近書いている、コープランドの「アパラチアの春」にもチェリビダッケ盤があるのを見つけてしまい困っています。
No title
検索しました。これですね。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1103280051/
ガーシュインもあります(笑)
No title
んー
 持ってたりするのですが、音は聴ける範囲にあります。ただ牧歌的優しさとリズムが失われていて、ちょっと窮屈な演奏に思います。でもこのように書いてしまうと・・・・かな。
No title
北の火薬庫様
情報ありがとうございます!
どうせなら最晩年の様式で、
ちゃんとした録音で聴いてみたい
気がしますね。

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