クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第8番 ノイマン(91)

2016.03.31 (Thu)
ノイマン78来日
ノイマン/チェコフィル(91、PonyCanyon)はふくよかな歌。
このコンビ3度目の録音。ノイマン(1920~95)の71歳の記録。
前2回はセッションだが、
これはチェコの89年末のビロード革命が落ち着いた2年後の来日公演のもの。

カラヤンが70年代に来日した時にこの曲をツールに恐るべき風圧と眩しさで
聴衆の度肝を抜いたが、ノイマンはもはやそのようなことは必要がないと思っている。

力は抜かれ気張ることはなく優しく音楽を包む。
どの楽章を聴いても懐かしい響きが充満する。
楽章ごとの対比は少なくメロディはそこはかとなくしかし情感豊か。
第3楽章の切ない溜めなど堂に入ったもの。
終楽章も全く力みがない。角は丸く音は突出しない。
音楽は敢えて淀みを作りながらたっぷり。

これはこれで徹底した行き方なのだが、もう少しメリハリが欲しくなる。
ひょっとして来日公演初日で時差ぼけで疲れが残っていたのかしら?

録音は渋谷のオーチャード・ホールでのライブ。
オーチャードホール
ホワッとしたマスの響きが中心。オンマイクではなくオフで柔らかい。
打楽器・金管など少し遠い感じ。

10:08  11:06  6:28  11:06   計 38:48
演奏   柔A    録音  90点

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