クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

チャイコフスキー 交響曲第1番 フリードマン(95)

2016.03.15 (Tue)
フリーマン1
フリードマン/ニジノ・ノブゴロドフィル(95、ARTENOVA)はなんというか・・・。
私にとって未知のコンビによる演奏。
ロシア系ということで興味を持ったがゆるーーい演奏だった。

ソ連が崩壊してオケの名前はコロコロ変わる上に,臨時編成オケに「国立」とつけたり、
ローカルオケが突然登場したり。非常に妖しげな状態が続いている。
そして都市部で急速にロシアンテイストが失われている。
何か残念だがこれも仕方ないのだろう。

さて、この演奏、これはサミュエル・フリードマンという指揮者による
チャイコフスキー全集がアルテ・ノヴァによって組まれたものの一環。
指揮者はウクライナ北東部の都市ハルキウの出身で音楽を学んだあと
1966年指揮者としてレニングラード音楽院に進出。
1973年以降は西側に転出してイスラエル、ドイツ、スイスなどでタクトを振ったとのこと。
この演奏を聴く限り、正直言ってただ振っているだけのような印象だ。
フリードマン

一方オケはその所在地、まずそれが分からない。
ニジニ・ノヴゴロド(ニージュニイ・ノーヴガラト)をウィキペディアで調べると、
ロシアを代表する大河、ヴォルガ川とオカ川とが合流するところにある商工業が
主要産業で、モスクワ、サンクトペテルブルク、ノヴォシビルスクに次ぐロシア第4の都市。
人口は近郊含め200万人とあるから大都市だ。
地図で見るとモスクワの略東430キロだから京都・東京くらいの距離感か。
アシュケナージがここの出身。なかなか風光明媚。
ニジノノドボロゴ
そしてこのオケはの由来はCDのどこにも書かれていない。
ひょっとするとこの都市の歌劇場管弦楽団の抜粋かもしれない。
小編成で室内オケのような音でゴリゴリのロシア臭はない。

演奏は冒頭に記載の通り、覇気がなくただ演奏しましたという感じ。
リズムも冴えず迫力もない。
アンサンブルもいまいちで日本のローカル・オケの方が遥かに巧い。
ただ、なんだかとても長閑なムードがあり、それを味わうにはいい。
安く入手できれば興味本位で未知の音に接するにはいい。

録音は会場不明のセッション。響きやスケールは小さい。
もっさり感あり。ティンパニの音など奥に引っ込んでおり不明確。

12:06  9:35  7:39  10:53   計 40:13
演奏   B+    録音  88点

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