クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ビゼー 交響曲第1番 オルフェウス室内管(87)

2016.03.09 (Wed)
オルフェウスビゼー
オルフェウス室内管弦楽団(87、DG)はギュッとフレッシュ。
まさにこの曲にフィットした鮮烈な音。

指揮者なし常設26名でトラを加えても30名そこそこでの演奏。
弦一本一本の音が聴こえるような小編成。
ヴァイオリン9、ヴィオラ3、チェロ3、コントラバス1だから高弦よりになるが、
この曲の初々しい雰囲気では全く問題ない。

第1楽章は息せききる様なものではないが遅くもない妥当なもの。
表情は微妙なタメも持ちこんだりしておりただ流しているのではない。
これは「コア」による事前の打ち合わせに基づくもだろう。

第2楽章は極めて清潔。感傷性は少なく古典的なスッキリした表情。
でもこのシャキシャキ感は気持ちいい。
管のソロもうなだれることない歌。曲が素晴らしい。

第3楽章は燦々とした太陽のもとで跳ねる喜びに溢れる。
音が重くないのがいい。

終楽章も弾ける。少ない弦の音が運動しているを感じさせる。
金管・打も短く音を切り実に爽快。
orpheus_chamber_orchetra.jpg
この演奏に似た雰囲気の演奏を思い出した。
ファイ/ハイデルベルグ交響楽団のメンデルスゾーンだ。
ファイのような強烈な音楽作りはないが、痛快な音が共通だ。

録音はニューヨーク州立大学パーチェス校でのセッション。
ザくっと引き締まった弦でフレッシュな音。響きは適度でトランジェントが良い。
編成が小さいのがアドバンテージになった録音。

10:01  10:19  5:36  6:06   計 32:02
演奏   S   録音  93点

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