クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第7番 オールソップ(2009)

2016.03.08 (Tue)
ドヴォルザークオルソップ7
オールソップ/ボルティモア交響楽団(2009、NAXOS)は高鮮度強輪郭。
録音も含めて曖昧さがなく瑞々しい。過剰な感情移入はなく清潔なロマン。
全体的にスッキリ系のテンポ。

第1楽章は真面目というかあまりに小細工がないのでもう一息盛り上がって
ほしいのにそうならない欲求不満が残る面も。

第2楽章のアダージョも現実的に明快な鳴りなのでノスタルジックではない。

第3楽章の拍節は少し紋切り型。田舎風の踊りではない。

終楽章は序奏の後の主題が勇壮にでる場面も力強いが見栄を張ったりしない。
するりと行く。民族的な雰囲気は少なくブラームスとの近接感を感じる。
歯切れよく盛り上げて終了するが、過度なアッチェレなどはかけない。

このかちっとした演奏を聴くとなで肩の女性イメージではない。
alsop.jpg

録音はボルティモアのメイヤーホフ・シンフォニーホールでのライブ録音。
ただし、客席ノイズはほぼない。生々しい音でライブ感あり。
自然だが極めて鮮明。低域も引き締まり心地よい。
吸音され響きは多くないので量感を出すためほんの少しラウドに。

10:14  10:08  7:40  9:01   計 37:03
演奏   A   録音 93点

コメント

このCD、私も所有していますが、1980年代、チェコなどのオーケストラと録音していた頃のNAXOSとは、次元の違う音がしていますね。ガンゼンハウザーなどが指揮していた演奏は、特徴がなく、何か、音で聴く百科事典のようでした。おかげで色々な曲を、少ないお小遣いで、聴くことができました。有難うNAXOS様です。
しかし、この演奏を聴くと、大レーベルに成長したNAXOSサウンドが聴けます。でも、あの頃の厚みのない、さっぱりしたNAXOSサウンドも、懐かしい気持ちです。
クレモナ様
確かにナクソスは録音も大進歩しましたね。
録音機材もデジタル以降小型化低廉化して
どんなレーベルでもセンスさえあれば
素晴らしい音で録れるようになったことも
大きいと思います。
私もチャレンジ精神で未知の曲を開拓して
くれるナクソスには大変お世話になっています。

管理者のみに表示

トラックバック