クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第5番 ヴァンスカ(2000)

2016.02.17 (Wed)
ヴァンスカ25
ヴァンスカ/BBCスコティッシュ交響楽団(2000、BIS)はニヒルだが録音が惜しい。

第Ⅰ部は安定したテンポで行く。録音のヌケが良くないのが残念。
ややささくれ感を持ちながら進行。
ドラムのリズムは几帳面で音色の使い分けも明快。
後半でもスネアの妙技に聴きほれる。整然と表情豊か。
管弦楽は落ち着いたテンポで平然と進む。終結は無慈悲な虚無感。

第Ⅱ部は少しテンポを速めて表情をあまりつけずに進む。
弦などザクザク感があり圧が強い合奏。
フーガも凶暴だが録音がイマイチで音が粒立たず力づくでガナる感じ。
アンダンテの冷たい高弦と優しい低弦の対比が浮き上がらない。
終結にかけて怒涛の進行を見せる。

演奏自体は独自の恐ろしさを備えているのだが伝わらないもどかしさが残る。

録音はグラスゴー・シティ・ホールでのセッション。
このシリーズの共通するBISにしては平板な響きは同じ。
ヴォリュームを上げても奥行き感や立体感が出てこない。
従って、量感補正などするがイマイチ。弦の質感など綺麗とは言えない。

10:44  10:30  8:19  6:57   計 36:30
演奏   A-     録音  90点

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