クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス タピオラ オラモ(2003)

2016.01.31 (Sun)
oramo シベ67
オラモ/バーミンガム市交響楽団(2003、ERATO)は軽やかに舞う。
テンポは一貫してとても速い。音楽が息づきさらさら進む。
弦の圧を弱め、木管のひらひら感が強い。密やかさが押し出される。
雷鳴もおどろおどろしくない。金管も驚かさない。

あっという間に聴き終え、夢を見ていたのではないかと思う。
最初はあまりに速すぎるテンポ、深刻さはなく厳しさもほどほどのこの演奏に
少し戸惑った。しかし、シベリウスは終盤に向かいどんどん削ぎ落した
軽やかな音楽を作っていった。
とするとこの速くて軽い演奏は真髄を衝いているのではないかとも思う。

録音はバーミンガムシンフォニーホールでのセッション。
薄いヴェールを纏ったような品のある音。むき出しでなく幻想性を高める。

15:42
演奏    舞A+    録音    93点

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