クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ウォルトン 交響曲第1番 プレヴィン(85)

2016.01.24 (Sun)
Walton_1_Previn.jpg
プレヴィン/ロイヤル・フィル(85、TELARC)は安定した重量感。
プレヴィンは66年にロンドン響と録音しているので再録音。
音楽全体に余裕がある。ただ、プレヴィンに似合う曲、なのだがもう一歩。

流石にプレヴィンはアシュケナージのようにオケを好き勝手にさせないため、
ロイヤルフィルも滅茶苦茶していない。ブラスセクションもコントロールされている。

第1楽章はただがなるだけでなく多面的な面を見せるのがプレヴィンの
円熟というものか。その分スペクタル感は薄い。

第2楽章は演奏時間だけみると速いのだが、切羽詰まった感は少ない。

第3楽章は非常に美しい。ゆったりしたテンポで心を落ち着かせる。
悲愴感はそれほどあらわにしない。

終楽章もテンポ感は悪くない。しかしここでもやはり突き抜け感がない。
このころのプレヴィンにはこの踏み込みの浅さを感じることが多い。

録音はワトフォード・タウンホールでのセッション。
録音エンジニアはトニー・フォークナー。
同じロイヤルフィルでも91年盤のアシュケナージ(DECCA)盤を上回る。
ここもそれほどスケール感のある会場ではなく響きも多くない。
巨大な音響は楽しめる。
但し、最高かと言えばテラークならもう一歩の踏み込んだ音を望みたい。
フォークナーの音はどちらかというと温かいが、
この曲では各楽器のエッジをもう少し立ててもよかった。

14:15  6:06  11:51  12:48   計 45:00
演奏  A-    録音 90点

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