クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ウォルトン 交響曲第1番 アシュケナージ(91)

2016.01.23 (Sat)
アシュケナージ
アシュケナージ/ロイヤルフィル(91、DECCA)は荒れ単調。
暴れ馬ロイヤル・フィルに最適の曲だったので期待したが、
録音がいまいちのため迫力が伝わらない。
オケが熱演しているのは分かるし、このブラス群は素晴らしいのだが。
指揮はほとんど細工なく、オケに任せているがそれは予想の範囲内。

第1楽章の序奏は2段ロケットのように昂進。但し音が平板なため迫力が
感じられない。映画音楽録音のような底の浅さ。ティンパニも決め切れず。

第2楽章プレストの速い動きになんとかついて行っている。

第3楽章は速めのテンポでさらりと。
指揮者は唸りを上げるが憂鬱感はいまいち伝わらない。

終楽章のテンポ感、オケのバリバリ感はいい。
指揮者のウッウッ!!は一層激しい。熱演だ。ただどうも一本調子なのだ。
苛立ちの隙間に見えるセンチな感情や救いなどが等閑視。
インテンポのまま終結に突入して終わる。

録音はウォルサムストウ・アセンブリーホールでのセッション。
ここは体育館のような形のパーティ、結婚式、舞踏、コンサートなどの多目的会場。
walthamstow.jpg
響きは多くなく比較的近め。従ってスケール感はない。
鮮明であるが奥行きがなく低域ももう少し欲しい。
2台のティンパニも奥にあり効果的でない。

14:16  6:27  10:38  12:30   計 43:43
演奏  A-    録音 87点

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