クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス タピオラ N・ヤルヴィ(95)

2016.01.20 (Wed)
jarvi tapiola dg
N・ヤルヴィ/エーテボリ管弦楽団(95、DG)は旧盤と変化した。
旧盤より前半のテンポを落として20分の演奏。

表現はより劇的な志向。能弁さを増した。
寂しく心細い心象が弦の震えに現れる。
後半の雷鳴は粘りがあり弦のテヌートが強くなる。
旧盤はモノクロでひたすら耐えるような風情だったが新盤は情感が滲み出る。
相変わらず、エーテボリはいい音を出している。
というか10年前よりメジャーになった気がする。
ただ、寒さにぐっと身を引き締めているような旧盤の良さは忘れられない。

録音はエーテボリ・コンセルトフセットでのセッション。
85年のBIS盤より響きが大きくなりスケール感が出ている。
華やぎ感はあるのだ音の凝縮はBIS盤に感じる。
冷やかで少し薄くヴェールを被った音。
綺麗な響きを纏うが全奏ではもう一歩奥行きが欲しい。

20:09
演奏   A 録音   92点

コメント

No title
息子パーヴォ以上に父ネーメは偉大かもしれませんね。
これも素晴らしいです。
曲の形式を壊すことなく、スケールが大きいです。

10(日)17(日)のクラシック音楽館の放送
http://www4.nhk.or.jp/ongakukan/
が楽しみです(特にカリンニコフ)。
No title
パパ・ヤルヴィは偉大ですね。
デジタル初期に相当お世話になりましたが、未だに新鮮な発見をさせてくれます。N響いきたかったなあ。

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