クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ハイドン 交響曲第102番 カラヤン(82)

2016.01.17 (Sun)
カラヤン102
カラヤン/ベルリンフィル(82,DG)はゆったりゴージャス。
私がハイドンの交響曲の素晴らしさに本当に気づいたのは
古楽器の活き活き演奏が出てきてから。カラヤンは退屈だった。

ただ、ハイドンに開眼してから再度カラヤンの演奏を聴くと
この演奏の特色が分かってきた。
大きな響きの中で時折浮かぶ木管のキラキラ感や
分厚い弦の流れを愉しむことができるようになった。
但し、ハイドンのユーモアや活力を感じるかというとやはり疑問。
どの曲を聴いても同じように聴こえる。

テンポは安定的でベルリンの弦楽合奏が中心。
ティンパニのアクセントは弱くスリル感もない。
豪華な応接のふかふかのソファに身を沈め、
教養としての音楽を聴いている気分。
それはそれで豊かな気持ちにさせてくれる。
肝心の終楽章などあまりに安定的で残念。

録音はベルリン・フィルハーモニーでのデジタルセッション。
ゆったりとした響きで分解能よりもマス・オケをどっぷり捉えた音。
弦の密やかなパセージなどは響きを伴い美しいが、
太鼓を伴うトゥッティではダンゴ的印象。
近時のスッキリ型ハイドンとは違う録音。
ティンパニが不明瞭なのもユルフンに加担。

9:11  6:06  6:51  4:56   計  27:04
演奏  A-    録音 90点

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