クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第5番 N・ヤルヴィ(2002)

2016.01.07 (Thu)
Nヤルヴィシベリウス新盤
N・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(2002、DG)は直截溌剌。
ネーメは全く老いを感じさせない。
音楽は若々しく円熟という言葉を使うのもどうかなと思う。
カムの奥深さや、ヴォルメルの幻想感はなく、はっきりくっきり。
新全集はBISの旧全集に比べてテンポが遅くなっているが、
この5番は僅かに速くなっているのが特徴的。

第1楽章は輝かしい音が漲り進行。テンポは慌てず騒がずのインテンポ。
弦の刻みが非常に克明なのが印象的。

第2楽章も音は立っており枯れていない。

終楽章も気持ち良い。ブラス群の切れ味がいい終結部では歌うのだが、
ネーメらしくトロトロにならず生硬な歌い回し。シャイなのだ。
最後はビシッと決める。
後に残るものが多いかといわれると疑問だが、
良い音でシャキッとした演奏を聴くのは気持ちいい。

録音はエーテボリ、コンセルトフセットでのセッション。
鮮度は流石に高くBIS旧盤を上回る。
この名ホールの適度な響きを纏うも明快な音が鳴り実に気持ちいい。
やや高域成分が多いが詰まりはなく伸びも申し分ない。

13:46  8:57  9:18   計 32:01
演奏   A+     録音  95点

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