クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス タピオラ セーゲルスタム(94)

2015.12.10 (Thu)
セーゲルスタムタピオラ
セーゲルスタム/ヘルシンキ・フィル(94、ONDINE)は敢えて本場物。
セーゲルスタムらしい輪郭の甘さはあるがヘルシンキの音はそれを幻想に換える。
時に表情付けも見せるが作為は気にならない範囲。
それよりもやはりこのオケとホールが醸し出すひんやりした感触が素敵だ。
また隆起する場面では力強い。

タピオラという曲を難しくさせるのはメロディが流れないうえに、後半に厳しいまでの
咆哮があるからだ。しかし北の国では優しいばかりではなく怒涛の嵐が襲いかかる
こともあるのだ。それが自然なのだということをこの曲は感じさせる。

録音はヘルシンキ・フィンランディアホールでのセッション。
finlanndia hall
広大な空間を活かした音づくりだがデンマークでのシャンドス盤のような
ダボダボ感はなくクールで美しい。

19:20
演奏   A   録音 92点

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