クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス タピオラ オーマンディ(76)

2015.12.07 (Mon)
オーマンディタピオラ
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(76、RCA)はやや騒がしい。
オーマンディにとって55年に次ぐ20年ぶりの再録音。
この渋い曲を2度も録音するのだからやはりオーマンディはシベリウスの受容者だ。
交響曲全集を残したバーンスタインもこの曲はいれていない。
オーマンディがこのオケの音楽監督就任の第1回定期演奏会(1938)には
早くも「トゥオネラの白鳥」がプログラムを飾っているほど。

演奏は北欧勢のそれとは大きく異なる。
弦の圧が例によって高めで常に大きな音で鳴っておりそこに木管・金管がこれまた
豪快に乗ってくる。颯爽と始まるが、テンポは比較的ゆったり。
しかし出てくる音が強いので柔らかな雰囲気は少ない。
オーマンディらしいといえばいえるアメリカン。
この森の音楽にはもう少しほの暗さが必要だろう。

交響曲第7番の後に書かれた最後の大作で、
初演は1926年ダムロッシュ/ニューヨーク交響楽団。
なので米国に所縁があるのだが・・・。

録音はフィラデルフィアのスコティッシュ・ライトカテドラルでのセッション。
この時期特有のRCAの弦の高域がきつい音がするので残念。

19:56
演奏   B+   録音 86点
 

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